東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」。少し前になりますがこの展示会に行ってきましたので簡単にご紹介します。
1. ANREALAGE
2. h.NAOTO
3. keisuke kanda
4. matohu
5. mina perhonen
6. mint designs
7. SASQUATCHfabrix
8. SOMARTA
9. THEATRE PRODUCTS
10. writtenafterwards
まず目についたのが、あちこちの壁から飛び出た「梁」。人の頭くらいの高さで横に渡されている梁によって会場内が区切られています。サイトから写真を借りてきましたがこんな感じ。
その一区画に一つのブランドが展示されており、見る人は梁をくぐって進んでいきます。もちろんこの設計には意図があるのですが、凡人の私には単に邪魔くさいと感じてしまいました、すみません(笑)。あ、でも区切りがあることでそこに展示されている一ブランドに集中できる効果はあったかもしれません。
仕掛けとして面白かったのは「THEATRE PRODUCTS」。お洋服についているタグをリーダーで読み取ると一定期間、音楽が流れる仕掛けになっています。音楽はそれぞれ異なり、複数のタグを続けて読み取ることで音楽も同時に奏でられます。ショップでお会計のときに実際にやったら楽しいでしょうね。
私の期待値が高かったためか、あるいは私の感受性が足りなかったためか、あまり充実していなかったなーというのが正直な感想です。また、展示数が全18点ということで少し物足りなかったですね。歩き回る必要がなくて助かった面もありますが。
ちなみに一緒に見て回った友人は、展示されていたとあるブランドのお洋服を見て、その作りの粗さに衝撃を受けていました。そこらへんに割りと無関心な私でもちょっとビックリしましたよ。
あれが完成品だということであればもはや私が口を挟む余地はないのですが、そうでないならば可能な範囲で展示前に修繕した方がよかったんじゃないかなぁと思います。粗い作りであっても、好きな人からすれば許容範囲なのかもしれません。ですがこういった展示会は、私のように「雑誌では見たことあるけれど実物は見たことがない」とか、「そもそも知らない」というような人にアピールできるせっかくの機会だと思うので。
今回の一件だけでそのブランドの全体像を判断するつもりは当然ないですが第一印象もやっぱり大事だよね、というようなことを"感じ"、"考える"展示会でありました(←企画の趣旨と違う)。アレコレ書きましたが感じ方には個人差がありますので、今回の展示会を面白かったと評価している方も勿論いらっしゃいます。
会期は12月25日(日)まで。普段何気なく着ている服ですが、展示されているものを鑑賞するとなるとまた新しい発見があるかもしれません。新宿に寄った際には少し先まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
0 コメント:
コメントを投稿